Plants for Peopleという植物関連のサイトがあるんですが、
ドイツ語とか英語ですが、、、是非読んでみて下さい。
http://www.plants-for-people.org/
この中に、
「職場の快適性を向上させ生産性のアップを図る」
という記事があるので、一部紹介します。
(インドアグリーン協会から提供された資料を参考にしています。)
【はじめに】
従業員が快適に作業できるということが、生産性に強く影響するということがわかっているため、多くの企業はこの生物心理学を利用して従業員の健康促進、生産性の向上を図っています。植物の効果が如実に表れるのが職場なのです。
多くの従業員が一般的に、経済的な状況や職業への順応に苦しんでいる今日、室内緑化のような効果的、持続可能な方法によって職場におけるストレスを除いてゆくことが望まれています。
【緑と室内気候、その効果】
オフィスの空気は快適でなければなりません。温度は快適に、乾燥していても、湿っぽい状態でもいけません。職場における植物の物理的、科学的作用は、非常に強く室内気候に影響します。植物はオフィス空気中の有害物質を除去し、ほこりによる負担を軽減し、二酸化炭素を吸収し、酸素を生み出すことにより、我々が呼吸に使う空気をきれいにします。
葉の表面からは蒸散し、その水蒸気は空気中に放たれます。このように植物は自然な方法で空気湿度を調整し、オフィスに典型的な風邪、目の支障、疲労、頭痛を予防します。緑のパーティションとして、生き生きとしたデコレーションとして植物は素晴らしく、ここの空間を作り出し、忘れてはならないのは、魅力的な職場を演出することができるということです。
さらに大規模オフィスにおいて、多くの従業員が共に働く場合には、騒音を軽減する効果も認められます。様々な国際的な研究結果によると、緑に目をやったり窓から自然をのぞむことで、ストレスによる緊張状態を数分以内に緩和できます。脈拍数や呼吸頻度は低くなり、筋肉の緊張は明らかに緩和されます。
【ストレスに対する効用】
技術的に測定可能な要素に加え、植物の感情的心理的な効果が研究によって認められました。「自然な環境」を提供してくれる緑化オフィスは、従業員の快適性、精神的調和、満足度に明らかに貢献し、結果的に生産性の向上につながります。緑化オフィスで働く従業員は、室内緑化の美的付加価値を高く評価しています。彼らにはストレスが少なく、職場で快適に過ごすことができ、心理的に安定しており、回復が早いのです。植物で飾られたオフィスはさわやかで、気分転換しやすく、集中しやすいととらえられます。
【経済的な効果】
持続的室内緑化は企業に、経済的メリットを提供してくれます。室内の緑は冬に室内温度を暖かく保ち、暖房にかかるコストを引き下げることが出来ます。年間を通じて緑は室内気候の調整を行い、エアコンの代わりをすることができます。
対外的な宣伝効果も小さくありません。緑に投資する企業は社会的責任を果たしているという評価を受けることが出来ます。オランダ、ノルウェー、アメリカ、ドイツにおける研究では、集中的な緑化によって以下のようなメリットがあると明らかになりました。
・モチベーションの向上
・労働における満足度向上
・生産性のアップ
・欠勤時間の減少
・病欠率の減少
・不安定性の減少
【植栽のプランニング】
植栽計画は、建築家とグリーンプランナーが、建築計画のはじめから共に作業しています。このような活発なやりとりの中で、建築物と緑の融合を可能にし、快適空間を創造することの出来る建築家がうまれてきます。企画の下書き段階で、すでに、植栽の位置、植栽の種類が決められています。そうしてこそ植栽は長期間繁茂し、そのメリットを最大限に引き出しユーザーに提供することができます。
【緑を長く保つ為のヒント】
室内緑化成功への鍵は正しい植物種類の選択です。最も重要なのは光量、温度設定ですが、構造上のシチュエーションも考慮しなければなりません。また、水道管の組み込み等の水源確保も必要です。
水やり、施肥などの定期的メンテナンスには時間がかかるため、メンテナンス契約をした専門家の手によって行われるべきです。こうすれば労働時間がとられることなく、植物の成長は保障されます。多くの花屋やガーデンセンターがこのようなメンテナンスを提供しており、適切な植物の選択にもアドバイスしてくれます。